のちに多くのアイドルファンを魅了することになる6人組アイドルグループ「vividbird(ヴィヴィッドバード)」。彼女たちのYouTubeチャンネルにひっそりと、しかし強烈な輝きを放ちながら残されている1本の動画がある。
それが、2023年3月12日に出演した大型サーキットフェス『IDORISE!! FESTIVAL 2023』の資料用映像だ。
特筆すべきは、そのタイムラインである。 彼女たちのステージデビューは2023年3月4日。つまりこの映像は、デビューからわずか8日後という、産声を上げたばかりの初期6人が初めて踏んだ本格的な大舞台の記録(11分39秒)なのだ。
同レーベル(Lonesome Record)の偉大な先輩であるRingwanderungらの系譜を継ぐ新星として、ステージに立つ姿にはさすがに初々しさと緊張感が滲む。しかし、驚かされるのはその音楽的完成度だ。
この時点ですでに、グループの武器である「ポップでキャッチーなメロディセンス」と、どこか心地よい浮遊感をまとった「チルい空気感」が完全に提示されている。陽気でお気楽なメンバーたちのキャラクターとは裏腹に、楽曲のクオリティで一気にフロアを惹きつけるvividbird独自のミスマッチな魅力。その原石が、すでにこのフェスで激しくきらめいていたことが映像越しにもはっきりと伝わってくる。
粗削りだからこそ美しい、ビドバ最古の貴重なライブアーカイブ。 現在の洗練されたパフォーマンスを知るファンはもちろん、全音楽ファンに「伝説の始まり」として目撃してほしい一本だ。
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