アイドルグループの歴史には、のちに振り返ったときに「あのステージが彼女たちの覚悟を決めた瞬間だった」と確信できる、特別な1日が存在します。
vividbirdが2024年3月31日に恵比寿LIQUIDROOMのステージに立った記録――YouTubeで公開されている『LIVE 2024.03.31』は、まさにそんな彼女たちの“魂の証明”とも言える約25分間の映像です。
この時期の彼女たちは、決して平坦な道のりにいたわけではありませんでした。結成以来、共に歩んできた初期メンバーの離脱という大きな試練に直面し、グループは激動の過渡期を迎えていたのです。
そんな逆境のなか、残された4人のメンバー(長谷村、三橋、大塚、倉田)がステージで見せたパフォーマンスは、見る者の胸を激しく打ちます。
1曲目のイントロが鳴り響いた瞬間から伝わってくる、いつも以上の気迫。欠けた穴を埋めるためではなく、いまの4人でvividbirdの音楽を完璧に届け、守り抜くのだという強い意志が、1音1音、そして彼女たちの鋭い眼差しから溢れ出ています。彼女たちの持ち味であるチルでポップな楽曲たちが、この日はどこか切なく、それでいて驚くほど力強くフロアに響き渡りました。
このライブのわずか3週間後には、グループ初となる代官山UNITでのワンマンライブが控えていました。 絶体絶命とも言える状況を跳ね返し、前を向いて進むことを選んだ4人の覚悟。ビドバの歴史を語る上で絶対に外せない、涙なしには見られない至高のライブアーカイブです。
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